STAR
恵美と話していると、新が迎えに来た。
「愛ー、メシ食おー!」
「はいはーい、ちょっと待ってね!」
恵美に一言言って、新と屋上に向かって歩く。
「恵美ちゃん置いてきてよかったん?」
新が心配そうに私に聞いてくる。
「うん。大丈夫だよ、昇や章くんいるし。」
「そか、ならエエねん。」
****************
「うまかったぁー!」
「ホント?良かった…実はちょっと自信あったんだ」
新があたしの髪をくしゃくしゃと撫でる。
「最高に美味かったで!」
新の笑顔に、胸がトクンと一つ脈をうつ。
「ありがと!」
「さぁー…午後の授業もがんばろか」
「うん!」