僕の女神、君の枷~幸せって何だろう?

案の定、パパはあの若い愛人にも、早々振られちゃったみたい。

遅かれ早かれ、パパが後悔するのは目に見えてた。

当然だよ。

あたしから見たって、ママほど素敵な人はなかなかいない。
料理も上手で、センスが良くて、頭もいい。
歳の割には若く見えるし、実際綺麗だし。

正直言って、パパには勿体無い。

だから、たとえ別れても、いつか気が付くって思ってた。

やっぱりママが一番だって。

そしたらまた、家族三人で暮らせる日が来るんじゃないかって。


でも、それってあたしの誤算だったのかも。
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