僕の女神、君の枷~幸せって何だろう?
「僕はこの先もずっと、弘美さんと一緒に暮らすつもりです。
この間言ったでしょ、信じるからには、信じきるって。
弘美さんは、僕の女神ですから。
僕は弘美さんに、幸せになって貰いたい。
弘美さんが僕に責任を感じてくれるのは、凄く嬉しいし、そう考える弘美さんを僕は心から敬愛しているわけだけど。
だからこそ、僕は弘美さんから離れるつもりはありません。
もし僕が弘美さんから離れることがあるとしたら、それは弘美さんが僕なしでも幸せを見つけることができるとわかった時です」
彼の口調には戸惑いも、恥じらいも感じられなかった。
真直ぐな目でじっと見つめられて、あたしは思わず彼から目を逸らした。
だって……
ここでのみ込まれる訳にはいかないでしょ。