僕の女神、君の枷~幸せって何だろう?


「は~い、おかえり」


こんな元旦の朝早く、来客があるとは思えない。

これは彼に違いないという確信。

案の定、そこには上気した彼の笑顔があって。


でも……


「弘美さん、ただいま……」


と、言葉を続ける彼の様子がただ事じゃないことに気が付いた。
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