僕の女神、君の枷~幸せって何だろう?


「だから……、くうちゃんを絶対幸せにするって言っただろ?」

「言っただろって……、もう遅いよ。
まぁ、それもこれもあたしのせいだから、これですっきり納得も行く。

あんたの幸せな姿見て、吹っ切れるよ」


「えっ?」


(って、何であんたがそんな間抜けな顔するのさ……)


「だって、のん……

信彦は結婚して、子供だっているじゃない?」


「あぁ、雄一のことか。確かに雄一は僕の息子だけど、僕の子じゃない。確かに結婚はしたけど、今は一人だよ」


(??)


あたしは訳がわからず混乱した。
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