僕の女神、君の枷~幸せって何だろう?
コートを脱ぎ、シャツのボタンを外しながら、僕は彼女にキスを落としていった。
彼女が着ているのは部屋着のスウェットの上下だけ。
僕は自分がほぼ全裸に近くなったところで、彼女の服を脱がしはじめる。
「明るいと恥ずかしい……、あたし、もう若くないから……」
そう言って、弘美さんが僕から顔を背ける。
僕は彼女の頬に手を当て、その顔を僕の方へと向け直す。
「愛しています」
僕は彼女の唇に小さく一つキスを落とすと、その口を彼女の首から下へと這わしていった。
「僕には弘美さんしか見えませんから……」
露になった胸に顔を埋め、僕は囁いた。
手を握り合い、僕達はお互いの身体を重ねあった。
「幸せ……」
僕の熱い一部が彼女と一体になった時、彼女が小さくと呟いた。
「弘美さん、愛しています」
僕の言葉に、彼女は何度も頷いた。
「あたしも……、愛してる……」
僕の耳元で確かに聞こえたその言葉に、突き上げられるように僕は絶頂を迎える。
僕は女神を手に入れた。