僕の女神、君の枷~幸せって何だろう?

僕にとって、彼女がそこに居ることが全てで。

それ以外のことは、全てそれに付随するおまけであって。

だから、なにが良くて、なにが悪くて。

なにが許されて、なにが許されないか。

そんなことは全て弘美さん次第で。

誰がなんと言おうと、それが全てで。

僕はそれを現実として受け入れていた。

何の疑いもなく。

心から。


僕はやっとわかった気がしたのだ。


これが父と母が守りたかった日常なのだと。

どんなに否定されても守りたかった日常なのだと。


父の元気な顔見て、母が流した涙を思った。



母は幸せだったのだと。
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