僕の女神、君の枷~幸せって何だろう?




「あ……、うん……、いま何時?」




僕の腕のなかで、彼女が小さく伸びをした。


「えっと、七時をちょっとまわったとこかな」

「お腹空いたでしょ。もう用意はできてるの、食べましょ。お土産に地酒も買ってきたし」

「そりゃ嬉しいな。

でも……、もう少しこのままいたい。

なんかこうしてると、ほっとする」


彼女の頭に顎を乗せ、引き寄せた身体を更にきつく抱きしめた。
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