僕の女神、君の枷~幸せって何だろう?
>同居人歓迎


「あぁ、背中が痛い……」


私は目覚めるなり、呻きながら身体をくるりと一回転させ、身体をうつ伏せた。

足を引き寄せ、布団の中で丸くなる。

(歳だわ……夜勤がこんなに堪えるなんて……)

引継ぎを終えて、帰宅したのが九時過ぎ。

それから軽く食事を済ませ、取り敢えず寝た。

でも、目が冴えてなかなか眠れない。

身体は疲れているのに、意識だけははっきりとして、いろんな雑念が頭のなかに浮かんでくるの。

そして、目覚めると、最近いつもこんな感じ。

寝たのか、目を瞑っていただけなのか……

寝たはずなのに、身体の疲れは取れてない。

そして、背中が軋むように痛むの。
< 55 / 298 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop