青空ライン *Third Story*
「その後の方が酷かったんだ。
俺の彼女が杏だと気付いた先輩は杏に関わろうとしてて、関わろうとしてた先輩を俺は全部引き止めてた。
それでも自分に俺の気持ちが動かないことに苛立った先輩は杏に別れを告げさせようとして
杏のクラスの人たちを使っていじめを実行させようとした。
それを俺は青木から話を聞いて先輩に杏をいじめるのを阻止して他に条件を出されたそれが……
学校内で先輩とキスをすることだった。
これがあの時の全てだ。
後は、杏が知っている過去と一緒。
杏の学校の来ない土曜日を設定したのに、たまたま教科書を忘れた杏が学校に来て
先輩とキスしてる所を見て、その次の週の月曜日に杏に別れを告げられて受け入れた。
西条先輩とはその後また告白されたけど
“一生かかっても好きになることはないし、だからと言って好きでもない奴と付き合うつもりはない”
って言ってそれっきりで終わった。」