青空ライン *Third Story*



ーーーーーー。



翌日。




希美がいつもと違って空元気のような気がして、もしかして将希くんと何かあったのかな?って思った。



けど、自分だってまともに相談してないのに『何かあったらいつでも話して?』なんて言えなかった。



そんな時、ホームルームで担任に昼休みに職員室に来るように言われた。



そしてみんなと食べた後すぐに職員室に行くと、進路室に連れて行かれた。



「二ノ宮、最近受験生の自覚なくしてないか?



今、考えて悩むことは二ノ宮の考えてるものじゃないだろう。



確かに一般入試を受ける訳ではないから、そこまで勉強はしろとは言わないが願書は向こうに提出していても


お前の学校は特殊で面接の他に基礎テストがあるんだからな。


去年の人もこの学校から行ってるから大丈夫って安心していると酷い目に遭うぞ。



ましてや一般教養って…漠然とした出題内容だから余計に大変だし。」



受験の対策…



何にもしてない。



あたし、今まで何やってたんだろ。



優のことばっかり考えてて、受験のこと…全然考えてなかった。



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