青空ライン *Third Story*
それから優が来る前に部室中を装飾して、食事の準備をして一通りした。
そして、みんなクラッカーを持ってスタンバイ完了。
「おい、お前ら準備はいいか?」と垣ノ内先輩が聞くと「OKでーす!」とみんな言ったので
先輩は携帯を取り出して誰かに電話をし始めた。
「もしもし、萩原か?」
「あぁ、こっちは準備が全部整っていつでもスタンバイできてるから宮川から連れ出してきてくれ。」
と言うと垣ノ内先輩はすぐに電話を切った。
「準備している間に優が宮川に挨拶してて、すぐそばにいるからもう来るぞ。
萩原がノックしてドアが開いたらみんな一斉にクラッカー鳴らせよ。」
と言った瞬間、いきなりトントンと軽快な音が鳴り響いた。