金平糖のような甘い甘い恋
 「ちょっと保健室行ってくるね」


 あたしは頭が痛くなって
保健室に行くことにした。


 「大丈夫?」


 玲が心配そうな顔で言った。


 「大丈夫。行ってくる」


 あたしは玲に背を向け保健室に向かった。


 ―ガラガラ―


 保健室には誰もいなくベッドに横になった。


 「はぁ」


 『今告んなきゃ後悔する』

 寝ながら玲の言った言葉を思い出していた。

 後悔する...後悔はしたくない。
 でも...怖い。
 もし、振られてこの関係が崩れたら
いままでのように話せなくなる。
 いままでのように一緒に笑えなくなる。
 そしたら...そう思ったら告れないの。


 ―ガラガラ―


 その時、ドアが開いた。
 
 誰だろう。


 「麗香」


 あたしの名前が呼ばれ体が揺れた。

 
 「だ、誰?」


 あたしは少しだけカーテンを開けた。

 すると、そこには。
 
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