金平糖のような甘い甘い恋
 「んあ...」


 激しくなるにつれ漏れる
あたしの声は甘くなっていく。
 少しして唇が離れた。


 「声えろい」


 あんたのせいでしょーが!!


 「おっもうこんな時間。飯作るか」


 時計を見ると6時を回っていた。


 「あ。ご飯あたし作りますよ!!」


 「え...いいのか?」


 「はい!!」


 これでも結構料理は上手な方。
 得意分野だしね♪


 「んじゃ、作ってもらおうかな」


 あたし達は、部屋を出てキッチンに向かった。


 「何作りましょうか?」


 「んー...冷蔵庫にあるもので決めていいよ」


 あたしは冷蔵庫の中を見た。

 すると、中には色々あって
ワインがたくさんあった。


 「ワインは親が飲むから」


 「あ、そうなんですか」


 あたしは冷蔵庫の中にあった
スパゲッティを取り出した。


 「ミートスパゲッティ作りますけどいいですか?」


 「おう。俺の好きなのだしな」


 子供のような顔をしながら椅子に座って
待っている裕輔先輩が可愛くてつい笑ってしまった。


 「何笑ってんの?」


 「別に...」
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