金平糖のような甘い甘い恋
 「ただいまぁ」


 「えっ」


 ―カチャン―


 玄関の方から女の人の声が聞こえ
ビックリしフォークを落とした。

 
 「ただいま裕輔.....」


 女の人があたし達を見て固まった。

 もしかして...この人...!


 「もしかしてあなた裕輔の彼女さん?!」


 女の人はあたしに近づいてきた。


 「あ、はい!あたし裕輔さんの
彼女の花咲麗香です!!」

 
 あたしは椅子から降りてお辞儀をした。


 「そんなにかしこまらないで。
それにしても、こんなに可愛らしい
彼女がいたなんてねぇ♪
あ。あたし裕輔の母ですぅ♪」


 やっぱり...裕輔先輩のお母さんだ!!


 「裕輔のことよろしくねぇ♪」


 裕輔先輩のお母さんは握手をしてきた。

 良かったぁ~...優しそうなお母さんで。

 そのあと、一緒にスパゲッティを食べた。
 スパゲッティを食べ『美味しい』と言ってくれたお母さんに
泣きそうになった。

 食べ終わったあと、お母さんから質問攻めされた。
 そうしていると、お父さんも帰ってきて
またまた質問攻めされた。
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