金平糖のような甘い甘い恋
 「あら、今日は早いのね」


 お母さんがドアから顔を出し
話しかけてきた。


 「うん。今日早く起きちゃったから」


 あたしはお母さんと
二人暮らしをしている。

 父親はあたしは小1の時に
離婚して、いない。
 何も覚えてないんだけどね。
 父親のことは。

 
 「んじゃ、いってきます!」


 「いってらっしゃい!
気を付けなさいよ!!」


 「はぁい」


 あたしの家から高校まで
5分ぐらいで着くから
自転車通学をしている。

 空を見ると、
昨日のように青く晴れていた。

 きれいだなぁ。

 そんなことを思いながら
高校に着き自転車を置いて
教室に向かった。


 
 

< 16 / 200 >

この作品をシェア

pagetop