金平糖のような甘い甘い恋
 そして、二人三脚が終わり
俺はトイレに行った。


 「はぁ」


 トイレから出て歩いていると


 ―ドン―


 「きゃっ」


 誰かとぶつかった。

 俺はよろけた。
 いってぇ...誰だよ。

 俺はぶつかった相手を見た。
 そこにいたのは....

 さっきの女だった。

 女は尻もちをついていた。


 「大丈夫か?」


 俺はそう言って手を差し出した。


 「あ。ごめんなさい」



 女は俺が差し出した手を握り
立ち上がった。

 女の体育着を見ると
「1年C組花咲麗香」と書かれていた。
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