金平糖のような甘い甘い恋
 そして、半年後。


 麗香達は夫婦になった。


 俺は結婚式場に行って祝福した。
 麗香に来てって頼まれたしな。

 そして、結婚式が終わって
あの日のようにとぼとぼ一人で歩いていると


 ―ドンッ―


 「きゃっ」


 誰かとぶつかった。

 女の声がした。

 俺はぶつかった相手を見た。


 「いたたた」


 そこには尻もちをついていた
知らない女がいた。


 「大丈夫か?」



 俺は仕方なく手を差し出す。
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