金平糖のような甘い甘い恋
 ―放課後―


 「今から愛しの裕輔先輩に会いに行くんでしょ?」


 と帰りの会が終わった後に走ってきた玲。

 玲には裕輔先輩に泳ぎを教えてもらうこと話したけど...
言わなきゃよかったとまた後悔。

 てか...愛しのって...。


 「愛しのって何よ!!」


 「愛しのでしょ?てか、好きなんでしょ?裕輔先輩のこと」


 とニヤニヤしながら言った。

 あたしが裕輔先輩のことが好きなのは玲にはちゃんと伝えてある。
 玲の好きな人も聞いたしね。


 「好きだけど...」


 でも、そう言われると顔が赤くなる...。


 「顔赤いよぉ?可愛い♪
早く行きな?プールに」


 「...分かった。いってきます...」


 「いってらっしゃい♪」


 あたしは玲に手を振ってプールに向かった。


 
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