金平糖のような甘い甘い恋
 「そうか!んじゃ、行くとするか!!」


 あれ?裕輔先輩あたしのこと見てない。
 なんか避けてるような...
顔を背けてるような....。


 「あ、あの。あたし変でしょうか?」


 あたしはそんな裕輔先輩が
疑問になって聞いてみた。


 「はぁ?!べ、別に変じゃねぇよ」


 珍しく裕輔先輩は焦っていた。


 「やっぱり...あたし変でしょうか...」


 きっと裕輔先輩は気を遣っているのが
バレたくなくて焦っているのだろうと思った。


 「だから...変じゃねって!!
てか、可愛いから!!!!」


 はぁ?!可愛い?!あたしが?!

 あたしは裕輔先輩を見た。
 すると、顔を真っ赤にしていた裕輔先輩がいた。


 「え?なんで顔真っ赤なんですか?」


 「っ...う、うるせぇ。ほら。早く行くぞ」


 と言ってあたしの腕を無理やり掴み手を
繋いで人ごみの中に入っていった。

 い、いきなり手繋いだ?!えぇ?!

 あたしはビックリしていたが
裕輔先輩は平然に歩いていた。

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