金平糖のような甘い甘い恋
裕輔先輩はあたしを離し
元カノのことを話始めた。
元カノとは中2の時に付き合っていて
中3の夏に裕輔先輩から振って、
振った理由が束縛が激しすぎて
嫌いになった。
という話だった。
「んで、この前からやり直したいって
言われてんだよ」
とめんどくさそうな顔で言った。
「そ、そうなんですか。
裕輔先輩はやり直したいんですか?」
あたしは顔を背けながら言った。
...期待通りの言葉を待って。
「やり直したくねっつーの。
俺には好きな奴がいるんだから」
とはっきり言いながら微笑んだ。
期待通りだったけど...半分だけ違った。
『俺には好きな奴がいるっつーの』
その言葉だけ違った。
「ってか、まじでごめんな。
...あいつになんかされたら俺に言えよな?」
と真剣な顔で言った。
そのあと、優しく笑った。
なんでそんな風に笑うの?
なんでなの...?
教えてよ。裕輔先輩。
あたしは裕輔先輩に抱きついた。
裕輔先輩は慌てる様子も驚いた様子もなく
あたしの背中に手を回した。
嬉しかった。
あたしを好きじゃなくても
そうされるだけで嬉しかった。
―ガラガラ―
「...麗香」
ドアを開けたのは連君だった。
連君も息を切らしていた。
元カノのことを話始めた。
元カノとは中2の時に付き合っていて
中3の夏に裕輔先輩から振って、
振った理由が束縛が激しすぎて
嫌いになった。
という話だった。
「んで、この前からやり直したいって
言われてんだよ」
とめんどくさそうな顔で言った。
「そ、そうなんですか。
裕輔先輩はやり直したいんですか?」
あたしは顔を背けながら言った。
...期待通りの言葉を待って。
「やり直したくねっつーの。
俺には好きな奴がいるんだから」
とはっきり言いながら微笑んだ。
期待通りだったけど...半分だけ違った。
『俺には好きな奴がいるっつーの』
その言葉だけ違った。
「ってか、まじでごめんな。
...あいつになんかされたら俺に言えよな?」
と真剣な顔で言った。
そのあと、優しく笑った。
なんでそんな風に笑うの?
なんでなの...?
教えてよ。裕輔先輩。
あたしは裕輔先輩に抱きついた。
裕輔先輩は慌てる様子も驚いた様子もなく
あたしの背中に手を回した。
嬉しかった。
あたしを好きじゃなくても
そうされるだけで嬉しかった。
―ガラガラ―
「...麗香」
ドアを開けたのは連君だった。
連君も息を切らしていた。