金平糖のような甘い甘い恋
 「あ、あの...あたし、何かしました?」


 「え?なんで?」


 言葉は優しいものの
まだ怒っている様子の裕輔先輩。


 「だ、だって、裕輔先輩怒ってるんですもん」


 「は?...まぁ、怒ってるけど。
お前に対して怒ってるわけじゃねぇから」


 といつもの裕輔先輩に戻った。


 「なら、いいですけど...」


 んじゃ、一体誰に怒ってるんだろう...。


 「そろそろ行くかなぁ」


 あたしを離し立ち上がった裕輔先輩。


 「あたしも行きます」


 あたしはベッドから降りた。


 「もう大丈夫なのか?」


 「大丈夫ですよ♪」


 裕輔先輩が来てくれたから元気になったよ♪


 「よし。行くか」


 あたし達は、保健室から出て階段で別れ、
あたしは教室に戻った。


 
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