金平糖のような甘い甘い恋
 「麗香!!大丈夫?!」


 教室に入ると玲が走ってきた。


 「うん。大丈夫だよ♪」


 「なら、安心♪」


 とニコッと笑った。

 いつ見ても可愛すぎる...この子は。

 でも、玲の顔はだんだん曇っていき


 「...さっき、裕輔さんの元カノが来て
麗香のこと探してたよ」


 と言った。


 「そ、そうなんだ...」


 あたしは元カノが来た理由が何となく分かっていた。
 きっと、裕輔先輩のことだろう。

 玲を見ると明らかに怒っている顔だった。


 「あたしは大丈夫だから!
だから、そんな怖い顔しないでぇ」


 こんな玲の怖い顔誰にも見せれない!
 怖すぎてみんな怯えるだろうし....。


 「なら、いいけど」


 さっきよりも明るい顔になった玲。


 「でも、何かされたらあたしに言ってね!!」


 もう...どんだけ心配してるのよ。
 でも、ありがとね。玲。


 「分かった!!」


 あたしはそう言って自分の席に戻った。

 あたしはまだ眠くて
顔を机にふせて
そのまま夢の中に入った。


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