籠鳥~溺愛~
食べ終える頃に鏡哉がおもむろに口を開く。
「今日、学校行けそう?」
「はい」
「じゃあ、送っていくから学校に挨拶と手続きをしに行こう」
美冬は言われたことがわからず、鏡哉を見返す。
「住み込みだから、住所が変わるだろう? そうそう、帰りも迎えに行くから、当面の洋服とか取りに君のうちへ行かないとね」
「そんな、送ってもらうなんて悪いです。電車で行きますし。それに学校に挨拶って――」
学校はここから電車で5駅だったので、美冬は謙遜する。
「君の保護者って誰?」
「えっと今は鹿児島の叔父ですが」
「これからは私だから、学校に挨拶に行くんだ」
「わ、わかりました」
(でも、大丈夫かな――)
食べ終わって鏡哉に教えてもらって食器洗浄機に食器をセットする。
「さあ、制服に着替えて。準備できたら出発するよ」
「はい」
「今日、学校行けそう?」
「はい」
「じゃあ、送っていくから学校に挨拶と手続きをしに行こう」
美冬は言われたことがわからず、鏡哉を見返す。
「住み込みだから、住所が変わるだろう? そうそう、帰りも迎えに行くから、当面の洋服とか取りに君のうちへ行かないとね」
「そんな、送ってもらうなんて悪いです。電車で行きますし。それに学校に挨拶って――」
学校はここから電車で5駅だったので、美冬は謙遜する。
「君の保護者って誰?」
「えっと今は鹿児島の叔父ですが」
「これからは私だから、学校に挨拶に行くんだ」
「わ、わかりました」
(でも、大丈夫かな――)
食べ終わって鏡哉に教えてもらって食器洗浄機に食器をセットする。
「さあ、制服に着替えて。準備できたら出発するよ」
「はい」