一生の愛。
「翔大?」
「菖芽、来てたの?」
「うん。もう大丈夫?」
「あぁ。」




私は先生と話し合って
翔大には黙って置くことに
した。でも、その考えは無駄だった。



「俺、どっか悪いの?」
「えっ?」
「お前、今にも泣きそうな顔してんぞ。」


「落ち着いて聞いて?」
「うん」
「翔大は白血病なのね。さっき余命宣告された。」
「1年もないのか。」「…グスッ……グスッ半年」
「そうか…。」




「泣くな。っていうか俺、お前を不幸にしてばっかだな。」
「そんな事ない。」
「いや。俺は菖芽に怪我もさせた。後遺症も残る。」
「これは翔大のせいじゃない。」
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