七夕☆Angel
「着いたよ。」

私の涙が止まった頃、かけるが車を停めた。

私はずっと泣いていて、どのくらい走ったのか、どんな道を通ったのか分からなかった。

車からおりて、思わず私は言葉を失ってしまった。

「うわっ!!」

顔をあげると、目の前にものすごく綺麗な夜景が広がっていた。

「キレイ…」

それは本当に、宝石箱いっぱいに詰まった宝石を、全てちりばめたような夜景だった。

「ここさ、本当に自分が大切にしたいと思う人が出来たら、一緒に来ようと思ってた場所なんだ。」

「え?」

『それって…どういう事?』
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