七夕☆Angel

「ゆめみ。俺は、元カレ…その、れん君の事を忘れてくれなんて言えない。でもいつか、俺の事も、れん君と同じ様に大切だと思ってもらえるようになりたいと思ってる。」

かけるの言葉が、私の中にスーッと入ってくる感じがした。

「俺は、ゆめみが本当に幸せだと感じている時の笑顔を見たいんだ。いつか見せてくれないかな？」

かけるは、真っすぐな目で、私の目を見ていた。

「俺ともっと一緒にいてくれないかな？」

私はかけるの事が好き？

…分からない。

でも、かけると一緒にいたいと思った。

もちろん、れんの事を忘れた訳ではない。

れんは私の大切な人。

でも、かけるの事も、れんと同じように大切に想えるようになるかもしれない…

そう思った。