七夕☆Angel
「こんな私なんだよ?まだれんの事を引きずってる…かけるの事、好きかどうかも分からないのに…」

「分かってるよ。でももうゆめみは、俺にとって大切な存在になっちゃったんだ。そばにいたいと思ったんだ。忘れろなんて言わない。一緒にいてくれないかな。」

忘れろなんて言わない…

その言葉は、私にのしかかっていた重りを、少し軽くしてくれた様な気がした。

少し涙がこぼれた。

でも…

「…うん。」

私は笑顔でこたえた。



こうして、私とかけるは始まった。


夜風が暖かい、真夏の夜の事だった。
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