魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
ネルフとラウルが居なくなり城が静かになった。


妙に静かだ。


胸がざわついて嫌な予感がする。


エレンが部屋に来てくれるってネルフが言ってたけど来ないな…



気配が感じられない…



そう思っていると、がチャリと部屋のドアが開いた。


「ルウナ~久しぶりだね。」


「モーガン!?どうしてここにいるの!?」


何故かモーガンが部屋にいる。


「ネルフさんにね、念のためルウナのボディーガードを頼まれたんだ!」


「そうなの。
ねえ、エレンやママや皆の気配が感じられないの…



「そう?ちゃんと皆いるよ。」


「そう。安心した…」


モーガンがにこやかに話すから少し安心した。




「そういえばモーガン、しばらく見なかったけど何処にいたの?」


「ちょっとね、昔の友達たちに会いに行っていたんだ!」


「そうなんだ。」



「そんなことよりさ、
ルウナに会いたかったんだ~」


「わっ!ちょっとモーガン!?」


モーガンはギュッとアタシに抱きついた。


モーガンの体が冷たい。



どうして?



「ねえルウナはさ、僕を選んでくれるんだよね?」


「え…モー…ガン?」


モーガンの声が今まで聞いたことないくらい低い。





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