魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
しばらくして…。


「ここ…どこ…。
どこなのよ!!!」


アタシは馬車に乗っていた。



風景は…


あの夢でみた薄暗い空…


そして林の中を走っているみたいだ。



「ルウナ様、落ち着いてください。記憶がまだお戻りでないようなので、まずはワタクシの自己紹介を…
ワタクシは、ルウナ様の世話がかりのネルフです。」



「世話係?ってゆうかいろいろ理解ができない。」



「まずは、ここがどこかお教え致します。ここは魔界です。先ほどまでルウナ様がいた人間界からしたら異世界になります。」



い…異世界…?


「ちょ…ちょっと待って、異世界…魔界?はあ?
笑わせないでよ…」



そんなのあるわけないでしょ!



だいたいさっきから
やっぱりコイツ頭おかしいよ。



「ね、誘拐なんてして
何が目的なわけ?」



「ルウナ様、誘拐ではありません。ここがあなたの本来のすむ世界ですよ。」



にっこり微笑むネルフ。





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