魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
しばらくして、パパとママがやって来た。


「ルウナ、瑛太は知り合いなんだよな。」


「うん。人間界での親友だった。急にクローゼットから音がしたら瑛太がいたのよ。」


まさか…タイムスリップとか?


「ルウナ、瑛太くんがしてるピアスルウナがあげたの!?」


「うん。ママそれがどうかしたの?」


「このピアスは、私がルウナにお守りとしてルウナが産まれてすぐつけたものなの。そのピアスがルウナの元へ戻ろうとして魔界に引き寄せたんだわ。」


そうなの…?


「まあ、それだけじゃなさそうだな。
瑛太は悪魔だ。」


「え…ぇえええええ!!」



私の叫び声に、ラウルとセル、ネルフ、がやって来た。



「「「何かあったんですか!!」」」


全員驚いている。


「ソイツは?」


ラウルがベッドに寝ている瑛太に気づいた。


何故か眉間にシワを寄せている。



「ラウル、前に言ったでしょ?人間界にいた時、親友が居たって。その親友がここにいる瑛太なの。」


「なんだって!?
ベーモンド様、どうして瑛太が魔界に居るんですか!?」


「瑛太の魔力が目覚めてきたのが一番の理由だな。」


「まさか悪魔だったなんて…まったく気づかなかった。」


ネルフも瑛太に一度会っているから驚いている。




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