魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
しばらくして…


「…ここどこだあ?」

ムクッと起き上がり、
キョロキョロと辺りを見渡す瑛太。


「…瑛太!」


思わず名前を叫んでしまったけど、瑛太にはアタシの存在はいないんだ。


でも…


「……ルウナ…」

「…え…?」


「ルウナだよな!?
ずっと探してたんだよ~」

ギュッとアタシにしがみついてくる瑛太。


…うわッッ…

てゅうか…アタシを覚えてる。


「貴様!俺のルウナに触るな!」


固まるアタシから、ラウルは殺気プンプンで瑛太を引き剥がした


「あ?誰だテメエ…」

あ~あ。
瑛太の悪い癖がでちゃったよ。
すぐ挑発にのること。


ラウルもラウルで殺気プンプンだし…


なんだか危険な感じになってきた。


「ちょっとふたりとも辞めな!。」


「「……チッッ…」」


瑛太とラウルは合わないみたいだ。


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