魔界のお姫様。ー３人の悪魔たちー

「瑛太くん、彼女が誰かわかるんだね？」


重い雰囲気にもかかわらず、ネルフは瑛太に質問をした。


「あぁ。
最近思い出したんだよ。
いっつも一緒にいたルウナって女がいた。
でもよ、クラスの奴等に聞いても知らないって言うし、気のせいなんかなって思ったけど、やっぱりいたルウナが。」


少し嬉しい気がする。
親友と思っていたから。
思い出してくれて…


「で、瑛太くんはどうやって来たんだ？」


「それがよ、いきなりこのピアスが光かって周りが見えなくなって気づいたらここにいたんだ。」


「そうか。
ここがどこかキミには知る権利がある。」


「ルウナの家だろ？」


「瑛太、それはそうなんだけど…落ち着いて聞いてね。」


「んだよ…早く教えろよ～」



そんな呑気な顔してて大丈夫かな。