魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
眩しい光が消えると
さっきと違う場所にいた。

今度はビルばっかたっている。


「ここは、魔女がいる街。オリビア」


「うわっマジでホウキ乗ってるし。空想じゃねえな。」


「他にも…」


また景色が変わった。


今度は、さらに薄暗く石でできた建物が並んでる。


「ここは、ヴァンパイア族が住んでいる街。」


「ヴァンパイアっつうことは俺の血吸われんの?」


「安心していいぞ。
その結界は人間だということがわからないようにしてあるから。
でないと、ヴァンパイア族にかかわらず悪魔族も襲うかもしれないからな。」


おい…マジかよ…

急に怖くなった。


「冗談だ。」


「冗談かよ!!」

コイツ無表情で冗談言うなっつーの。


「今は人間をむやみに襲わない掟があるからな。
滅多にない。」


「はあ…マジで魔界に来ちまったんだな。」


どうやら、嘘ではないらしい。




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