魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
ルウナ

しばらくして、瑛太が戻って来た。


さっきより、落ち着いている。


「瑛太、信じた?」

「信じるしかねえもん。
で、ルウナはなんでドレス着て姫みたいな格好してんだ?」


「姫みたいじゃなくて、
姫なんだよ!お前は姫に対して生意気なんだ。」


ラウルは瑛太に対してキツイ態度をとっている。


「ひ、姫って魔界の姫?
ルウナが?」


「そう。アタシは姫なの。」


「じゃあ、後ろにいるのが魔王様?」


「そうだ。
瑛太くん宜しく。魔王のベーモンドだ。ルウナの父親でもある。」



「私が母親のティアよ。」

瑛太はペコリと頭を下げた。


「私は、ルウナ様の世話係そして、ベーモンド様の付き人ネルフだ。」


「選抜隊のセル。宜しく。」


「俺は、ルウナの将来の婿ラウルだ。」


へ…//

みんなの前で言われて
赤面する。


「は?婿!?
ルウナお前コイツと結婚すんの?」


「おい、コイツとはなんだ!」


「俺はお前に話てるんじゃなくてルウナに話してんだよ!」


「何だと!?」


やはりラウルと瑛太は合わないみたいだ。


火花を散らしている。


「と、とにかく瑛太は魔界で暮らすのよ。」


なんとかふたりを止めようと話題を変えた。


「魔界で暮らすって
俺、人間だけど…」


「瑛太くんそのことで聞いてほしい。」


今度はパパが話始めた。



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