魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
大きな体…


顔の模様…


優しい顔で、私と同じブロードの色の男の人。


あの夢でみた人と同じだ。

そして、白く長い髪で…

綺麗な顔、目がブルーで

右腕に模様がある女の人がいた。



「「ルウナ!ルウナ!」」


二人とも駆け寄り、
アタシを抱き締めてきた。


「あの…。あなたたちは?」


私がそう言うと…

二人とも抱き締める手を離し、女の人はとても悲しい顔をした。



「やっぱり、まだ思い出せないのか。」


「ベーモンド様、ルウナ様はまだ記憶も戻っていませんが、魔力も半分だけしか目覚めておりません。」


「そうみたいだな。
ルウナ、俺がお前の父親だ。」


「父親?」


「ルウナ、私があなたの母親、フィアよ。」


「母親…。」




知らないはずなのに…


なんでだろう…



泣いてる。




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