魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
ラウル


俺が側にいたら、嫉妬してまたルウナを泣かせる。


そう思ったから辞退しようとしたが…


わがままな姫様がどうしても俺がいいと言ったから、俺がルウナの婿になった。


「ルウナは相当俺が好きなんだな~。」


「なっ…///」


顔が真っ赤だ…

「なあ…ルウナ。
俺から絶対離れないでくれ。」


「ラウルは寂しがりやだからね?」


「なッッ…ななッッ
寂しくなんか…」


全くルウナには叶わない。

さすがベーモンド様の娘。


この俺がからかわれた…


でも悪くない。



「俺を寂しがらせるんじゃないぞ!」


そう言って愛しいルウナに口づけをした。




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