魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
何度も噛みつくようにキスをされ…


もはやふたりだけの甘い時が流れていた。


唇をやっと離され、


「愛してる。ルウナ」


そう耳元で囁かれた。


アタシは皆の前でキスをしてしまい顔が真っ赤になった。


でも…


「愛してる。」


精一杯の愛してるをラウルに言った。


「全く…」


目の前のネルフから呆れた声が聞こえたけれど、その表情はニヤニヤしていた。


「それでは今一度お二人に祝福の拍手を!」


ネルフの言葉で会場はまた拍手で包まれた。



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