魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
sidestory
あれから2年…。


魔界は、平和を保っている。


そして…


「…ナ…ルウナ!起きろ。」

「…ん。ラウルおはよう…」

目が覚めると、大好きなラウルがいる。


そして、魔界の魔王様でもある。


「ルウナ…」

名前を呼ばれ、ふと見上げればラウルのキス。


「相変わらず、見せつけてくれますね。」


「だから、ネルフ!
キスを覗くのは辞めてよ!」

「ルウナ様が気づかないからです。」


相変わらず無表情のネルフ。


ネルフは、アタシたちについている。



魔王になった今でも、
ラウルにとっては頭が上がらない存在らしく、すでに着替えを済ませていた。


「マイ様とロイ様がまた部屋からいなくなりました。
エレンが必死で探しています。」


「また居なくなったのね…でも、大丈夫よ。居場所はわかってるから。」


そして、アタシとラウルには宝物がいる。



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