魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
「さ~て、今日は空間移動かな~。」


昨日は、アタシ空飛んじゃった。


まだ自由自在まではいかないけど…


やっぱりアタシは人間ではないみたい。



「てゅか、空間移動って?」


「ネルフがこの世界に来るとき思い出してみて~」


あ~そうだ。


パーっと光って
気づいたらこの世界にいた。


「そんなこと出来んの?」

って…あれ。

ティムがいない。


「うまくやれば出来んの~」


「って、わあ!!
ティム、いつの間に…!ってゅか、近いから!」


さっきまで、入り口の近くにいたティムが、いきなりアタシのすぐ後ろまで来ていて…


顔がすぐ近くに来ていた。


「クククっ…可愛いね~。
ルウナちゅあんは~」


その、『ルウナちゅあん』って呼び方やめてほしい。

キモイ…


「で、どうしたらいいの?」


「まずは、ベーモンド様を思い浮かべて見て。」


パパを…思い浮かべる。


「したら、自分がベーモンド様のところに行くと強くイメージするんだ。他の人を思い浮かべちゃダメだよ!」


他の人ねえ…ネルフとか?



そう思った瞬間…



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