魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー

3人の婿候補

魔力と記憶が戻って数日後…。


とんでもない出来事が起きた。



「ねえ、何でアタシこんな格好なの…。」


何故か、いつものドレスではなく、胸元にリボンがついていて、ふわふわなドレスを着せられて…


髪の毛はアップにされて
まるでお姫様。


まあ姫なんだけど…



「今日はルウナ様にとって大事な日なのです。」



大事な日ねえ…



「さ、大広間に皆様お待ちです。参りましょう。」



一体何があるんだろう。



記憶が戻ったとは言え、
最近まで人間として暮らしてたから、こおゆうドレスは慣れないし、かたっくるしいのは苦手。



「ルウナ様、おきれいですわ…」



城にいる使いの人たちが、アタシを凝視…



照れ臭いな~




階段を降り、一階の大広間には、パパ、ママ、
ティムやオリーブまでいる。

かしこまって一体何が始まるの?




「きゃあ~ルウナ美しいわ~」


「マ…ママ。苦しい。」


ママにぎゅうっと抱きつかれた。



本当に…何が始まるのだろう。




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