魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
学校に着いて、ガラリと教室のドアを開ける。


「みーなーもーと!!
お前また遅刻か!」

勿論、授業は始まっていて先生の怒鳴り声が響く。

うるさいな~。

「だって眠いんだもん。エヘヘ。」


「エヘヘ…じゃないだろ。バカにしてんのか?」


「わかったから。
さっさと授業進めてくださーい!」



全く眠いんだもんしょうがないでしょ!?



「ルウナ、相変わらず
寝坊助だな。」


「うるさいよ。」



アタシの前の席の男がからかう。


コイツは、クラスメイトのエイタ
瑛太。瑛太は、唯一仲がいいやつ。


見た目からか、どうも女子は近寄ってこないんだよね。


友達と呼べるやつは
瑛太くらいかな。




「つうかさ今日顔色悪くねえか?」


「そう?」


「いつもより白い。
つか、血色わりいな。」



そうかな~。


鏡見たけど自分では気づかないかったよ?



それにしても眠い。



いつもよりまして眠い…



「先生~保健室いってきまーす!」



「おいコラ。源さばる気か?」



「じゃ~ね~」



うるさい先生からうまく逃げて、保健室へ行く。





保健室には誰もいないみたい。


ベッドに潜り込んで
数秒で眠りに落ちた。





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