魔界のお姫様。ー3人の悪魔たちー
ネルフは何事もなかったかのように歩き出した。


なんだったんだろうか。



「ねえ、エレンはラウルと知り合いなのかな?」


「気になるのか?」


くるっと振り返ったネルフは何故か眉間にシワを寄せていた。


「別に気になるわけじゃ…」


「ラウルの恋人だったりしてな。」


え…。


「冗談だ。
そんな顔をするな。」


ポンポンと頭を撫でられた。


冗談と言われてほっとしている自分がいる。





その時…


「ルウナ様。」


ネルフがパッと現れた。


「ネルフ、どうしたの?」


「ベーモンド様がお呼びです。」


「わかった。すぐ行くわね。」



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