ウィルルケビン☆ロリンソン
目指せ!!名探偵!
その頃、穂積は町の中をふらふらと歩いて、いつの間にか商店街にきていた。
そしてさっきのことを思い返す
魔法陣は間違っていないはず。
多少のブランクはあったけど、腕は落ちてないようだった。
「あら、信ちゃん。一人?」
「あ、おばちゃん。こんにちは。うん一人だよ。」
一人で町を歩くと、何故かすぐにおばちゃんに捕まってしまう。
「あらそう。ならこれ、持っていきなさいよ!」
手に持たされたのはこの店の商品であろう、野菜と果物。
「えっ?俺お金持ってないよ?」
「いいのよ、サービス!」
「でも…わるいよ。いつももらってるし。」
「ま!なんて可愛いのかしら!いいわよ!今度なんか買ってくれれば!」
「そう?じゃあ、お言葉に甘えて。」
「そうそう」
おばちゃんはとても満足そうに頷いた。
「あ、おばちゃん!あのさ、俺聞きたいことあるんだけど」
穂積はそう言いながら小首を傾げた
これでおばちゃんにキュンのダメージ10pt
「なあに?おばちゃんに答えられることなら何でも聞いて」