ウィルルケビン☆ロリンソン
魔法陣からきたものは…
ゲホッ ゲホッ
白い煙りによって辺りが真っ白になって
何かが起きたのはわかったが、何が起きたのか正確に把握することは困難だった
「ユカリー?大丈夫?」
とりあえず穂積は様子がおかしかったはずのユカリの様子を伺う
「どこいっちゃったの?
出ておいで~、ニャーオ」
「たわけっ、私は猫じゃないっ!!!!」
穂積のすぐ後ろから声がした
振り向くと、そこには
「わっ、ビックリするな。
近いよ、ユカリぃ」
穂積の間近に迫ったユカリが立っていた
「もう、心配したんだからねっ」
そう言いながら穂積は自分より少し高い位置にあるユカリの頭をポンポンと撫でた
「だから私は猫じゃないっ!!」