ウィルルケビン☆ロリンソン




…いや、ちょっとまて



いつも思っていたことだが、明らかに仕事の比率がおかしくないか?



何故あいつが遊んでいて、私がポスター作成しなければいけないんだ。



そう思って穂積の方を向くが、穂積は紙切れを見たままうんうん唸っていた。



…ああなったらてこでも動くまい。



この仕事もまた一人でこなす他無いのだ。



仕事をしながら、私自身のことを少しばかり紹介すると


名前:高嶋 由花里
この会社名のYSのYは私のことだ


職業:大学院生兼便利屋 共同経営者


住まい:事務所(ここ)



穂積との関係は高校の部活が一緒でその後何かの縁で大学のゼミが一緒になりここまできた



男女だが甘い関係は一切無い



残念ながらお互いに現在恋人はいないが、それでも穂積とはそんな状況になり得ないと断言できる




私はポスターを手早く仕上げ、後ろを向く。



そこには紙を握りしめ、考えながらソファーでうたた寝している穂積が…




「穂積~!!!!」



穂積の操り説明書がマジでほしい今日この頃です



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