ウィルルケビン☆ロリンソン
これが呪文ということに関する件
「んっ…」
本当に寝ているのか、穂積はなかなか起きない。
んっ…じゃねぇよ?
「…おい、起きろよ。信一郎」
どうだ。必殺、耳元低音ボイス!!女だからってなめるなよ。
因みに信一郎とは穂積の下の名前だ。
「…ふぁっ、ゃあっ…ンッ」
お主、秘技喘ぎ返しとはやるなぁ。
しかし…
私は穂積が脱ぎ捨てたであろうヘナヘナの運動靴を掴む
24.5…ちっさっ…いやいや私は何も言わない
そして思いっきり手首のスナップをきかせて…
スパーン
軽快な音が響く
私が穂積の頭を叩いた音
「イターッ!!!」
穂積め。ようやく起きたか。
ハハハハッ、勝った
「ユカリ!?ヒドいよ!俺の頭へこんだよ!どうしよう…もうお嫁にいけない!」
「お前の下についているものを考えてから言え。お前は嫁にはなれん。」
「…セクハラ?」
私にウルウル涙目光線は効かないぞ
うん…効かないんだからなっ!!
私は穂積から視線を逸らした
「ゴホッゴホッ…で、さっきの謎のメッセージはどうなったんだ?穂積探偵殿」