Aimez-moi plus(Love me more)
「ん・・・圭?」

寝ぼけたのか、倉木くんが寝返りをうって両腕で私を抱きしめる。

か、顔近い・・・

さっきまであんなことしてたのに、シラフで顔を近づけられるとドキドキしてしまう。

「形のいい唇・・・」

私はその唇を指先でなぞってから、そっと自分の唇を重ねた。

ゆっくりと離れると、なぜか胸が苦しくなった。





私・・・もしかして、倉木くんのこと・・・




強引でエロで、でもそのくせ仕事はできて、長身で、かっこよくて・・・優しい。






ねぇ・・・倉木くん

いったいどういうつもりなの?

私じゃなくても倉木くんくらいかっこよかったら

他にいくらでもいい子いるだろうに・・・

なんで8歳も年上の私を抱くの?



なんだかだんだん悔しくなってきて、目の前にあるはだけた胸元に思いきり吸いついた。
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