Le jour du lis de la vallée(スズランの日)
え?
と、思った瞬間、体が宙に浮き上がる。
「わっ」
それと同時にはいていたパンプスが脱げてしまった。
そして、ベットにおろされると同時に最後の1枚も足から引っこ抜かれてしまった。
でも、隠す間もなく佐々木が覆いかぶさってくる。
素肌に当たるワイシャツの感触。
そして、太ももに触れる彼の熱。
「・・・欲しいか?」
なんとなくキスに集中できてないのがわかったのか、佐々木が意地悪く聞いてくる。
「・・・でも、まだやらない」
聞いてきたくせに、私の返事すら聞かずに佐々木が言う。
「佐々木のくせに、意地悪」
頬を膨らませると、佐々木がくすっと笑って太ももに触れた。
「・・・何年も気づかなかった罰だよ。今日は思い知れよ、俺の気持ちを」
そう言いながら、すでに潤みきっているそこを優しくなでる。
「・・・っ・・・あ・・・」
時折腫れ上がったつぼみに指が触れて、身体が震える。
「・・・今日は覚悟しとけよ」
朦朧としてきた頭に佐々木の低くて甘い声が響いた。