Two of us
「そうか・・・」

紘一郎さんはまるで自分をなぐさめるかのように、私の頭をぽんぽんとなでた。

その手のひらは大きくてあったかい。

私はますます胸が痛くなる。





だって、お姉ちゃんがお嫁に行ってしまえば

もしかしたら、振り向いてもらえるかもしれない・・・




大好きなお姉ちゃん

だけど、紘一郎さんに好かれているのに嫉妬することもある。
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